あなたはどの脱毛タイプ?

びまん性脱毛症

びまんって、何でしょうか?
一面に広がることを意味します。
頭髪全体が薄くなり、頭頂部や分け目などの皮膚が透けて見えます。
女性の脱毛の症状では最も多く、一般的には、30代後半以降の女性に多く見られます。

原因と対策
栄養素不足が原因のことが多いので、特に髪と頭皮の活性化に欠かせない、
亜鉛・ビタミンB群・鉄を摂取すると効果があります。
亜鉛は、約300種類の酵素を活性化させるための必須ミネラルで、毛髪や肌のビタミンとも言われています。

ビタミンB群は、細胞の再生を助け、皮膚や髪の成長を促すのに有効です。
ビタミンB群とは、ビタミンB、B2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、B12、葉酸、ビオチンの総称です。

東洋医学では髪を「血余」と言います。
女性は貧血の方が多いので、鉄分を補給することも必要ですね。

これらの栄養素をすべて食材から摂ることは難しいので、良質のサプリメントで上手に補うのもいいですね。

女子男性型脱毛症(FAGA)

男性型脱毛症(AGA)と同じように、前頭部や頭頂部から脱毛してきます。

原因と対策
歳を取ることによって女性ホルモンが少なくなり、男性ホルモンが多くなってくることで脱毛してきます。
女性ホルモンを補充することで解消します。

分娩後脱毛症

出産した後に抜け毛が多くなるという女性特有の脱毛症です。

原因と対策
出産後のホルモンのバランスが原因ですから、大体は産後半年くらいで徐々に回復してきます。
体力を回復させることが必要ですね。

脂漏性脱毛症

頭皮の皮脂が毛穴を塞ぐことによって、常在菌が以上に繁殖して、
毛穴の周辺部や毛根に炎症が起こり脱毛の原因になります。

原因と対策
ホルモンバランスの乱れによる、過剰な皮脂の分泌が原因です。
シャンプー前のオイルマッサージが効果的です。
ホホバオイルなどの市販のボディ用のオイルを、頭頂部、前頭部に付けて、マッサージします。
毛穴に詰まった古い皮脂を取り除くとともに、皮脂に代わる油分を補給する効果もあります。

粃糖(ひこう)性脱毛症

カサカサした粉のような大量のフケやかさぶた状のフケが毛穴の周りを塞いで、
頭皮が炎症を起こし脱毛します。

原因と対策
ホルモンバランスの乱れや洗いすぎなどで起こる頭皮の異常です。
洗髪は2~3日に一回位にしましょう。

牽引性脱毛症

ポニーテールとか髪を強く引っ張る状態が長く続くと毛根に負担がかかって、
生え際とか分け目が脱毛します。

原因と対策
髪を結んでいる女性に多く、髪の生え際や分け目が抜けてくるので、
髪の分け目を変えるとか髪型そのものを変えるなどの対策が必要です。

円形脱毛症

突然、直径1~3cm程の円形状に脱毛して、進行してくると頭髪のほとんどが脱毛してしまいます。
年齢に関係なく発症しますが、ほとんどは時間がたつと自然に治ってきます。

原因と対策
他の脱毛とは原因が違います。
自然治癒を待つのも時間がかかりますので、病院の皮膚科などで診察をしてもらうといいと思います。

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